護身術サバキの探究者。
1965年、埼玉県加須市に生まれる。
幼稚園の頃、ネフローゼ症候群を患い、春日部市立病院(現春日部市立医療センター)に通院しつつ、春日部駅近くのイトーヨーカドー内の書店で佐藤金兵衛先生をはじめとする武道・武術書の立ち読みを趣味としていた。
高校生になったころから空手・中国武術のテキストを買い漁りはじめ、型や套路を覚え始める。初めて買ったテキストは三村信之先生の「中国伝来の護身健康術 太極拳入門 心と体にはたらく「動く禅」 <Kanki books>」であった。
なかでも松田隆智先生の「実戦中国拳法 秘門螳螂拳入門」をきっかけに「螳螂拳」に興味を持ち、套路をひたすら覚えまくる。
1986年、大学生になったころ、対人練習の重要性を理解し、「新国際空手道連盟 芦原会館」に入門。「サバキ」を学び始める。組手(サバキ)や他流派のオープントーナメントへの参戦から格闘技の楽しさや難しさを学ぶ。しかし、この時点でも螳螂拳の套路収集はおさまらず、サバキの練習をしながら螳螂拳の套路練習は続いた。そして、やっと自分は単なる「型・套路マニア」であることに気づく。
1995年、芦原先生が逝去されてからは格闘技としての空手に興味が消失。いかに己の身を護るかを意識した武術・護身術としてのサバキへと興味が向いていった。
2000年8月、芦原先生が逝去(1995年)されてからは芦原会館が競技化を感じ、退会する。この日から「サバキの型」「螳螂拳の套路」をこなすのが日課となった。また、SDトルネードの「SDバトンの通信講座」を受講し始める。
2006年、「国際護身道場 SDトルネード埼玉支部」を設立する。芦原会館にいたころから自分のテーマであった護身術としてのサバキの探究を本格的に始める。
2021年、実戦カラテ系では必須の練習である“スパーリング”の護身術としての有効性に疑問を感じ(否定はしないが)、SDトルネードを退会。身法としてバトンを含む、型・套路稽古と、心法として行動心理学を活用した、危険察知・事前回避の知識の修得を重要視した現代武術として捌術研究会を発足。
捌術研究会 ブログ
https://sd-method.net/