「戦わずして勝つ」——現代社会を生き抜く“心の護身術” 武術の心法と心理学を融合し、怒り・不安・人間関係のストレスから自分を護る

現代を生き抜く「心の護身術」としての武術へ

私が武術の世界に足を踏み入れたのは中学生の頃。
螳螂拳や空手などに魅せられ、書店で入門書を買いあさり、独学で稽古に励みました。
大学進学後は芦原会館に入門し、フルコンタクト空手「サバキ」の技を追求。
試合で大きな戦績を残すことはありませんでしたが、「人を倒すため」よりも「自分を鍛えるため」に打ち込んでいました。

やがて30代後半、私は空手を“格闘技”ではなく、“武術・武道・護身術”として見つめ直すようになりました。
戦うための技術ではなく、**「いかに良く生きるか」「いかに人と調和して生きるか」**を学ぶ道こそが、武術の本質だと感じたのです。


暴力では人は守れない——だから「心法」が必要

現代社会で起こる暴力事件の多くは、知らない相手ではなく“顔見知り”によって引き起こされています。
上司・同僚・親族・パートナーといった「身近な人」との関係の中に、
人はストレスや怒り、摩擦を抱えています。

その中で「やられたらやり返す」という行動は、法的にも倫理的にも通用しません。
だからこそ、**「怒りを制し、相手を理解し、危機を未然に防ぐ」**ことが、現代の護身術なのです。
私はこの考えを「現代武士道の心法」と呼び、心理学・行動科学・アンガーマネジメント・OODAループなどを用いて体系化しました。


武術は“心を鍛える学び”へ

武術の「型稽古」は、単なる技の習得ではなく“心の稽古”です。
平常心を養い、冷静に判断し、感情をコントロールする訓練です。
私はこれを「知的護身術」として、一般社会人・女性・中高年の方にもわかりやすく伝えています。

このブログでは、

  • 行動心理学で人間関係を整える

  • アンガーマネジメントで怒りを制御する

  • 犯罪心理学で危険を察知する

  • OODAループで瞬時の判断力を養う
    といった「心を護る技術」を、武術の視点から解説していきます。


すべての人に、“戦わずして勝つ力”を

武術の道とは、他者を倒すことではなく、自分を磨き、心を整えること。
怒りや不安に飲み込まれず、誰かを傷つけずに自分を護る。
これこそが現代の「心法」であり、「現代武士道マインド」です。

このサイトを通して、
あなたの毎日に少しでも“静かな強さ”を届けられたら幸いです。


現代武士道マインド主宰 石川和弘